『行方不明のタイムカプセル』【出張イベント参加/フェーダー紹介】
このマーダーミステリーをして思い出しましたが、僕も小学校の頃にタイムカプセルを友達と裏山に埋めてます。どうなったんだろうアレ。
中には仮面ライダーの絵を入れた気がします。Rabbitholeの酒井りゅうのすけです。
ちょっと普段のマーダーミステリーとは違う、日常系マーダーミステリーをプレイしたのですが、これはこれでとても良かったので久々にご紹介させていただきます。
あらすじ
フェーダー紹介
フェーダー紹介とは、マーダミステリーに特徴的な部分を定性的・定量的に紹介するものです。
・GMあり-GMなし
システム的にはGM(ゲームマスター)がいた方が良いでしょう。
そして現状パッケージ販売の予定はなく、ゲームマスターに出張依頼をしての公演が可能な様です・
・専用スペース-自宅
専用スペースとまではいかないですが、出張マーダーミステリーでの開催がメインになっている様です。自宅に出張してもらえるかは貴方次第かも。
・ウソあり-ウソなし
このシナリオも、全てのキャラクターが自由にウソをつくことが出来ます。
ウソをついて個別に隠したい事情をごまかすことはできる自由度の高さはしっかりありますが、ウソをつくということは真実からは遠のくリスクも膨らみます。
・参加人数と最低参加人数
6名固定でのプレイとなっています。
・犯人の特徴
(ここでは秘密です。)
・探偵
探偵キャラクターのいるシナリオではありません。
・時間
プレイ時間は3時間程度ですがエンディングの進行次第で若干の前後がありそうな内容です。
・キャラクターロールプレイ
久しぶりに会う小学校の頃の同級生同士です。しっかりとキャラクターが理解できる様に学生時代からの時系列を含み、人格が染み込む様なシナリオ構成になっています。是非キャラクターとして物語の中を体験いただけるとエンディングは深く貴方の物語になるでしょう。
・ギミックの種類
-アクションポイント
アクションポイントはなく砂時計を使い、一定の時間を対価に情報カードを得られる。(ゲーム中に任意のタイミングで一度だけ。)
-読み合わせ
全キャラクターで同時に読み合わせを行います。
-密談
2人だけで密談を行えます。
-全体ミッションと個別ミッション
犯人を見つけるという以外に、個人にポイント制のミッションがいくつかあります。
オススメポイント
・キャラクターと自分が重なっていく様なシナリオ構成。
ゆっくりとゲームマスターの進行に合わせてキャラクターと自分が一つになっていくのを感じるシナリオ構成になっています。
・プレイヤーを選ぶ日常系ミステリー。
この物語では殺人事件は起こりません。無くなってしまったタイムカプセルの行方やその理由を探すという形のミステリーをベースに物語が進みます。そのため定番のマーダーミステリーとは違った空気感が全体を包みます。謎を解き明かしたい!しっかりしたトリックを解明したい!という方にはオススメできませんが、ゆったりと物語世界に浸り、同級生達との会話を楽しむ体験といった事に興味を持ってもらえる方ならとても楽しめるのではないかと思います。
・優しい世界です。
やはり人が死ぬ所から始まる物語ばかりをしてきたからでしょうか?人が死なない物語の中での探し物や議論はとても優しい空気感がありました。物がなくなったのは困るけど、人が死んでるほどのプレッシャーではないからですね。
・多岐に渡るエンディングの可能性。
どこまでを想定されて作られたのかは分からないですが、エンディングの作り方がとても素晴らしく、それまでにゲームの中で行った「選択」がエンディングを「紡ぎあげる」という事を感じさせてもらったシナリオです。まさにその日の参加者だからこそ作り上げられる物語という事に特化したつくりでした。
最後にこのシナリオはとても叙情的です。論理的な思考でゲームを進めたい方には決してオススメしませんが、貴方の心の中にある気持ちに素直に、そして相手の言葉に耳を傾け「この時、このメンバーだから出来上がった物語」を手に入れてください。
その後は行方不明のタイムカプセルGM! りゅうのすけさんにプレイヤーさんを募っていただいてのプレイ会。今までに見た二回とはまた違うほろ苦エピローグが誕生。このシナリオこそ「今回の6人でしか紡げない物語」が体験できます。好きな人に激刺さるので、我こそはという方は是非お声かけください。 pic.twitter.com/yCrFjMeprB
— マシュー@「マーダーミステリー GMスタートブック(仮)」執筆中の出張ゲームマスター (@matthew_MmysG) February 2, 2020